ドコモの3G通信サービス「FOMA」と、携帯電話でのインターネット利用を支えてきた「iモード」が、2026年3月31日をもって終了します。カレンダーを見ると、その期限まで残された時間はわずかとなってきました。
長年使い慣れた端末やサービスが変わることに不安を感じる方も多いかもしれませんが、この変化はより速く、より安定した通信環境を皆が享受するために必要な一歩です。この記事では、直前になって慌てないために、今私たちが知っておくべきこと、そして具体的にどのような準備をすればよいかを整理してお伝えします。
なぜ今、早めの確認が必要なのか
サービス終了の期限が近づくにつれ、全国のドコモショップやサポート窓口は非常に混雑することが予想されます。また、乗り換えに適した手頃な価格の端末が一時的に品薄になる可能性も否定できません。
今のうちに自分の状況を把握しておくことで、多くの選択肢の中から自分に合ったプランや機種をじっくりと比較して選ぶことができます。また、余裕を持って新しい操作に慣れておくことで、4月1日からもこれまで通り、あるいはそれ以上に快適に連絡を取り合うことが可能になります。
あなたの携帯電話は大丈夫?確認すべきポイント
「自分の携帯は比較的新しいから大丈夫」と思っていても、意外な落とし穴がある場合があります。以下の2つの視点で、お手元の端末をチェックしてみましょう。
3G専用の折りたたみ式携帯電話
いわゆるガラケーを長年大切に使っている方は、まず間違いなく対象となります。画面のアンテナマーク付近に「3G」という表示が出ていないか確認してください。
初期の一部のスマートフォン
4G(LTE)に対応している機種であっても、通話の仕組みが古いタイプ(VoLTE非対応)のものは、2026年4月以降に電話の発着信ができなくなります。
- Apple:iPhone 5s / 5c
- 富士通:ARROWS NX F-06E / らくらくスマートフォン 2 (F-08E)
- ソニー:Xperia Z (SO-02E) / Xperia A (SO-04E)
これらはデータ通信ができても「電話」としての役割を果たせなくなるため、注意が必要です。
サービス終了後に起こる具体的な困りごと
もし対策をせずに期限を過ぎてしまった場合、生活に直結するいくつかの機能が失われます。
緊急時の連絡手段が失われる
110番や119番といった緊急通報ができなくなります。外出先でのトラブルや急病の際、連絡手段がない状態は避けなければなりません。
電話番号が消失する恐れ
FOMA専用プランを契約している場合、サービス終了とともに契約が自動的に解約される形となります。長年使ってきた、友人や知人が知っている電話番号をそのまま使い続けたいのであれば、期限前の手続きが必須です。
納得して次の一歩を踏み出すための手順
次に進むための準備は、それほど難しいものではありません。以下の手順で進めてみましょう。
1. データの「形」を残しておく
まずは、端末に保存されている写真や連絡先を外部に保存しましょう。microSDカードにコピーを取るのが最も確実な方法です。古い携帯電話は突然電源が入らなくなることもあるため、今のうちに作業しておくことをおすすめします。
2. 自分に合った「これからの形」を決める
「スマホは難しそう」と感じている方には、見た目はガラケーのままで中身が最新の通信に対応した「ガラホ」という選択肢があります。一方で、家族とLINEで写真を共有したり、地図で現在地を確認したりしたい場合は、スマートフォンへの切り替えが良い機会になります。
3. お得な優遇措置を活用する
ドコモでは、3Gからの乗り換えを対象に、月々の料金を大幅に抑えた専用プランや、端末代金の割引キャンペーンを実施していることがあります。こうした仕組みを利用することで、最新の通信環境へ賢く移行することができます。
まとめ
- 2026年3月31日を過ぎると、対象機種では通話も通信も一切行えなくなる。
- iPhone 5sなどの一部の4G機種も音声通話ができなくなる対象である。
- 期限を過ぎると自動解約となり、電話番号を失うリスクがある。
- microSDカードへのバックアップやdアカウントの設定を早めに済ませる。
- 自分に合った「ガラホ」や「スマホ」を選び、混雑する前に手続きを行う。
これまで長く連れ添ってきた携帯電話とのお別れは名残惜しいものですが、新しい端末はこれからの毎日をより便利に、そして豊かに彩ってくれるはずです。少しでも不安がある方は、まずはご自身の機種名を確認することから始めてみませんか。

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