ChatGPTを使っていると、「自分専用の話し相手がいたら便利なのに」と思うことはありませんか?
ChatGPTは、質問に答えてもらうだけでなく、設定を工夫することで、自分専用の相談役や話し相手として使うこともできます。
この記事では、ChatGPTに「チャッピー」という名前を付けて、気軽に話せる相談相手として使う方法を紹介します。
自分だけの「チャッピー」を作る方法
ChatGPTを自分好みの話し相手にする方法はいくつかあります。代表的なのは次の方法です。
| 方法 | 特徴 | 難易度 |
| チャットで指示する | すぐにチャッピーとして会話できる | ★☆☆ |
| カスタム指示を設定する | ChatGPT全体の回答スタイルを設定できる | ★★☆ |
| パーソナリティを設定する | 話し方や雰囲気を調整できる | ★☆☆ |
| メモリを利用する | 関連する情報を今後の会話に活用できる | ★★☆ |
「ちょっと試してみたい」という場合は、通常のチャットで指示するだけでも十分です。
一方、普段から自分好みの話し相手としてChatGPTを使いたい場合は、カスタム指示・パーソナリティ・メモリを組み合わせる方法が便利です。
方法1:チャットで「チャッピー」を作る
一番簡単なのは、新しいチャットを開いて、最初にチャッピーの役割を伝える方法です。例えば、次のように入力します。
これからあなたの名前を「チャッピー」にしてください。
あなたは私の相談役であり、気軽に話せる話し相手です。
悩みを話したときは、すぐに結論を出さず、まず話を聞てください。
必要なときは、私の考えを整理したり、別の視点を教えてください。
何でも肯定する必要はありません。私の考えに問題がある場合は、理由を説明しながら率直に伝えてください。
雑談したいときは、普通の話し相手として自然に会話してください。
堅苦しくなりすぎず、親しみやすい口調で話してください。
私の代わりに判断するのではなく、一緒に考えてくれる相棒として接してください。
これだけでも、チャッピーとして会話を始めることができます。
ただし、この方法はそのチャットの中で役割を設定する方法です。別のチャットでも同じようなスタイルで使いたい場合は、次に紹介するカスタム指示などを利用すると便利です。
方法2:カスタム指示で「チャッピー」を設定する
ChatGPTには、回答時に考慮してほしいことをあらかじめ設定できるカスタム指示があります。
カスタム指示は、Web・デスクトップ・iOS・Androidで利用できます。設定した内容は、ChatGPTの回答スタイルに反映されます。
カスタム指示を設定する手順
Web版・デスクトップ版では、次の手順で設定できます。
- ChatGPTを開く
- 設定を開く
- パーソナライズを選択する
- カスタム指示を開く
- カスタマイズを有効にする
- チャッピーにどのように対応してほしいか入力する
スマートフォンでは、設定から「ChatGPTをカスタマイズ」を開いて設定します。
チャッピー用の設定例
次のような文章をカスタム指示に入れてみましょう。
私はChatGPTを相談役・話し相手として使いたいです。
親しみやすく自然な口調で話してください。
悩みを相談したときは、まず話を聞いてください。すぐに結論や解決策を押しつけないでください。
必要なときは、私の考えを整理したり、別の視点を示してください。
私の意見に何でも同意するのではなく、違うと思う場合は理由を説明してください。
雑談にも自然に付き合ってください。
回答は、私が深く考えたいときは詳しく、軽く話したいときは簡潔にしてください。
カスタム指示は後から変更できます。
方法3:パーソナリティで話し方を調整する
ChatGPTには、回答の雰囲気や話し方を調整するパーソナリティがあります。
Web版では、プロフィールアイコンから「パーソナライズ」→「基本のスタイルとトーン」を開いて設定できます。
iOS・Androidでも、プロフィールから「パーソナライズ」を開いて設定できます。
相談相手なら「Friendly」が使いやすい
相談役や話し相手として使う場合は、Friendly(フレンドリー)が候補になります。
Friendlyは、温かく会話しやすいスタイルで、ユーザーの考えを整理したり、選択肢を考えたりするような会話に向いています。意思決定のサポートや個人的な振り返り、計画などを用途として挙げて利用されることが多いスタイルです。
ただし、パーソナリティはChatGPTの能力そのものを変えるものではありません。あくまで回答の雰囲気や伝え方を調整する機能です。
「特性」でさらに細かく調整する
ChatGPTには、パーソナリティとは別に、回答の温かさ・簡潔さ・書式・絵文字の量などを調整できる「特性(Characteristics)」もあります。
Web版では、
プロフィールアイコン → パーソナライズ → 特性
から調整できます。例えばチャッピーを作るなら、
- 温かさを少し高める
- 簡潔さを少し下げる
- 絵文字は控えめにする
など、自分が話しやすいバランスに調整できます。
方法4:メモリを利用する
チャッピーを長く使うなら、メモリも役立ちます。
メモリが利用できる環境では、過去の会話などから関連する情報を活用し、会話をより自分に合わせることができます。例えば、
- 「説明はできるだけ分かりやすくしてほしい」
- 「ブログの記事を書くときは初心者向けにしてほしい」
といった、今後の会話でも役立つ情報が利用される場合があります。
ただし、メモリはすべての会話を丸ごと記憶する機能ではありません。ChatGPTが、その回答に関連すると判断した情報を利用する仕組みです。メモリの利用状況や設定項目は、プランや地域、環境などによって異なる場合があります。
「チャッピー」のおすすめ設定
相談役・話し相手として使うなら、次のように組み合わせると分かりやすいでしょう。
- カスタム指示:チャッピーにどう接してほしいかを設定
- パーソナリティ:基本的な話し方や雰囲気を設定
- 特性:温かさや簡潔さなどを微調整
- メモリ:今後の会話に役立つ情報を活用
このように設定すると、単に質問に答えるChatGPTではなく、自分に合った会話相手として使いやすくなります。
チャッピーを使ってみる
設定ができたら、普通に話しかけてみましょう。
- チャッピー、ちょっと聞いてほしいことがある。
- 今日こんなことがあったんだけど、どう思う?
- なんとなくモヤモヤしてるんだけど、話を聞いて。
- この考え方っておかしいかな?
といった使い方ができます。質問形式にする必要はありません。「今日は疲れたな」「こんなニュースを見た」といった何気ない一言から始めても構いません。
チャッピーを自分好みに調整する
最初から完璧な設定を作る必要はありません。実際に使いながら、
- もう少し率直に言って
- 今はアドバイスではなく話を聞いて
- もう少し短く答えて
- 反対の立場からも考えてみて
- もう少し気軽な感じで話して
などと調整していけば、自分に合ったスタイルを見つけられます。
カスタムGPTの現状について
以前のChatGPTでは、用途ごとにカスタムGPT(GPTs)を作成して保存する方法もありました。カスタムGPTは、特定の目的に合わせて指示や知識、機能などを設定できる仕組みです。
ただし、現在は個人向けChatGPTアカウント(Free・Go・Plus・Pro)では、新しいGPTの作成・公開ができません。既存のGPTは引き続き利用できます。
そのため、現在からチャッピーを作り始める場合は、カスタムGPTの作成を前提にするより、カスタム指示・パーソナリティ・特性・メモリなどを利用する方法のほうが現状に合っています。なお、Business・Enterprise・Eduなどの管理されたワークスペースでは、権限や設定によってGPTを作成できる場合があります。

まとめ
ChatGPTは、単に質問に答えてもらうだけでなく、自分専用の相談役や話し相手として使うこともできます。
「チャッピー」という名前を付けて、
- 話を聞いてもらう
- 悩みを整理する
- 別の視点をもらう
- 愚痴を聞いてもらう
- 雑談する
- 一緒に考える
といった使い方ができます。
まずは通常のチャットで「チャッピーになって」と伝えて、実際に会話してみるのがおすすめです。もっと自分好みにしたくなったら、カスタム指示やパーソナリティ、特性、メモリを設定することで、話し方や対応を調整できます。
AIにすべての答えを決めてもらうのではなく、「ちょっと話を聞いてほしい」ときに気軽に話しかけられる相棒として使う。それが、自分だけの「チャッピー」を作る一番簡単な方法です。



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