多くの方が「コンタクトレンズの処方箋で眼鏡は作れるの?」と疑問に思います。
実は、コンタクトと眼鏡はどちらも視力補正のためのレンズですが、レンズを装着する距離や測定方法が異なるため、同じ数値の度数をそのまま使うことはできません。
この記事では、その違いや注意点、そしてどのように調整すれば良いのかを詳しく解説します。
なぜコンタクトと眼鏡の度数は異なるのか?
1. 装着位置の違い(頂点距離の影響)
- コンタクトレンズ
直接角膜に装着するため、レンズと眼球の距離はほぼゼロ。 - 眼鏡
眼から約10~12mm離れた位置にレンズがあるため、度数に微妙な差が生じます。
このため、同じ視力補正を実現するには、眼鏡用の度数はコンタクト用の度数よりもわずかに調整が必要になる場合があります。たとえば、強い度数の場合、0.25~0.50Dの違いが出ることが一般的です。
2. 測定方法の違い
- コンタクト処方
眼科や検眼士が行う検査で、主に角膜に直接合わせたレンズ度数が決まります。 - 眼鏡処方
眼鏡の場合、顔に装着した状態での見え方や、PD(瞳孔間距離)の測定が加わるため、より多角的な検査が必要です。
コンタクトの度数で眼鏡を作る場合の注意点
A. 処方箋の内容に注意
- 処方箋の違い
コンタクトレンズの処方箋には、度数(球面、円柱、乱視軸)は記載されていますが、眼鏡処方に必要なPD(瞳孔間距離)などは含まれていない場合が多いです。
眼鏡を作る際は、必ずPDも測定する必要があります。
B. vertex distance(頂点距離)の補正
- 度数の調整
眼鏡はコンタクトよりも眼から離れているため、特に高い度数の場合は、処方箋の数値を補正する必要があります。
一般には、0.25~0.50Dの調整が行われることが多いですが、正確な補正は眼科医や眼鏡技師に相談するのがベストです。
C. 再検査のすすめ
- 正確な眼鏡処方を得るために
もしコンタクトレンズの処方箋しか手元にない場合でも、眼鏡店や眼科で再度検査を受け、眼鏡用の処方箋を発行してもらうことをおすすめします。
これにより、快適な視界と正確な度数調整が可能になります。
まとめ
結論として、コンタクトレンズの度数だけでも眼鏡は作ることは可能ですが、眼鏡は眼から離れた位置にあるため、vertex distance(頂点距離)による度数の補正が必須です。また、眼鏡にはPD測定など追加の情報が必要となるため、できれば眼科や眼鏡店で眼鏡用の処方箋を再度取得することをおすすめします。
これにより、より快適で正確な視力補正が実現され、目の疲れや不快感を防ぐことができます。疑問点や不安がある場合は、必ず専門家に相談してみましょう。
あなたにぴったりの度付きメガネがきっと見つかる!OWNDAYSオンラインストア
豊富なフレームとレンズの組み合わせで、あなたの個性を引き出す度付きメガネをオンラインで見つけてください。
コメント