楽天モバイルのSIMカードやeSIMをスマートフォンで利用するとき、「SIMを入れたのにインターネットにつながらない」「モバイルデータ通信が利用できない」と困ることがあります。
楽天モバイルの対応製品ではAPNが自動設定される場合があるため、すべてのスマートフォンで手動のAPN設定が必要になるわけではありません。
一方、他社で購入したAndroidスマートフォンなどでは、端末によってAPN設定が必要になる場合があります。
この記事では、楽天モバイルのAPN設定値とAndroidでの設定方法、通信できないときに確認したいポイントをまとめます。
更新日:2026年9月30日
本記事では、楽天モバイル公式のサポート情報をもとにAPN設定や通信できない場合の確認方法を解説しています。

楽天モバイルのAPN設定とは?
APNは「Access Point Name(アクセスポイント名)」の略で、スマートフォンから携帯電話会社のデータ通信ネットワークへ接続するための設定です。
楽天モバイルの楽天回線対応製品では、APNが自動設定される場合があるため、通常は手動で入力する必要はありません。
楽天モバイル公式では、製品の対応状況を確認した際に「APN自動設定」に対応している場合は、APN設定は不要と案内しています。
そのため、まずは使用しているスマートフォンが楽天回線に対応しているかを確認しましょう。
手動でAPN設定が必要になることがあるケース
たとえば、以下のような場合はAPN設定を確認することで、通信できるようになる可能性があります。
- 他社で購入したAndroidスマートフォンを利用する
- 一部のSIMフリー端末を利用する(※自動設定される場合もあります)
- APNが自動設定されない
- 端末のAPN設定が変更・削除されている
ただし、楽天モバイルでは端末ごとに対応状況や利用できる機能が異なります。楽天モバイルで動作確認されていない端末については、利用できる機能や動作が保証されない場合があります。
楽天モバイルのAPN設定値
楽天モバイル公式で案内されているAPN情報は以下のとおりです。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 名前 | 楽天(任意の名前でも可) |
| APN | rakuten.jp |
| MCC | 440 |
| MNC | 11 |
| APNタイプ | default,supl |
| APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
| APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
| PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
楽天モバイル公式では、テザリングが利用できない場合、APNタイプに dun を追加するよう案内しています。
その場合は、default,supl,dun
と入力します。
APNの「名前」は任意
APN設定の「名前」は、端末上で設定を識別するための表示名です。
「楽天」など、分かりやすい名前を付けておけば問題ありません。
重要なのは、APNの項目にrakuten.jp
を入力することです。
AndroidでAPNを設定する方法
Androidスマートフォンでは、機種によって設定画面の名称や位置が異なります。
一般的には、次のような手順で設定できます。
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」や「接続」などを開く
- 「モバイルネットワーク」を選択する
- 「アクセスポイント名(APN)」を開く
- 「+」や「新しいAPN」などを選択する
- 楽天モバイルのAPN情報を入力する
- メニューから設定を保存する
- 作成したAPNを選択して有効にする
設定項目の名称は、スマートフォンのメーカーやAndroidのバージョンによって異なります。
「アクセスポイント名」「APN」などの項目が見つからない場合は、設定アプリの検索機能を利用すると探しやすくなります。
APN設定後もインターネットにつながらない場合
APNを設定しても通信できない場合は、APN以外の原因も考えられます。
1.SIMが有効になっているか確認する
デュアルSIM対応スマートフォンでは、楽天モバイルのSIMがオフになっていたり、データ通信に使用するSIMが別の回線になっていたりする場合があります。
Androidでは、
- 楽天モバイルのSIMが有効になっているか
- モバイルデータ通信に楽天モバイルを選択しているか
などを確認しましょう。
楽天モバイル公式でも、通信できない場合は「SIMを使用」がオンになっているか、データ通信に利用する回線が正しく選択されているかを確認するよう案内しています。
2.機内モードを確認する
機内モードがオンになっていると、モバイル通信を利用できません。
機内モードを一度オンにしてからオフに戻し、通信状態を確認する方法もあります。
3.端末を再起動する
APNを変更したあとに通信できない場合は、スマートフォンを再起動してから再度確認してみましょう。
4.APNの入力内容を確認する
特に以下の項目を確認してください。
- APN:
rakuten.jp - MCC:
440 - MNC:
11 - APNタイプ:
default,supl - APNプロトコル:
IPv4/IPv6 - APNローミングプロトコル:
IPv4/IPv6
入力したAPNが選択されているかどうかも確認しましょう。
5.楽天モバイルの回線開通状況を確認する
新しく楽天モバイルを契約したばかりの場合、APN設定ではなく、回線の開通手続きが完了していない可能性があります。
楽天モバイル公式では、my 楽天モバイルの「申し込み履歴」で「回線開通完了」と表示されているか確認するよう案内しています。
MNPで乗り換えた場合も、MNP開通手続きが完了しているか確認しましょう。
6.端末が楽天回線に対応しているか確認する
他社で購入したスマートフォンや海外で購入した端末などは、楽天モバイルで利用できる機能に制限がある場合があります。
楽天モバイル公式では、動作確認されていない端末について、利用できる機能や動作が保証されない場合があるとしています。
APNを正しく設定しても通信できない場合は、端末そのものが楽天モバイルに対応しているか確認しましょう。
「圏外」と「データ通信できない」は分けて考える
スマートフォンが「圏外」になっている場合、必ずしもAPN設定が原因とは限りません。
APNは主にデータ通信の接続先を設定するものなので、圏外の場合は以下のような原因も考えられます。
- SIMが正しく認識されていない
- SIMが無効になっている
- 回線の開通が完了していない
- 利用する回線が正しく選択されていない
- 電波状況が悪い
- 楽天モバイル側で障害が発生している
- 端末が楽天回線に対応していない
楽天モバイル公式でも、圏外の場合は回線開通状況や支払い状況、障害情報、SIMの設定、データ通信に使用する回線などを確認するよう案内しています。
そのため、「圏外=APNを設定すれば直る」とは限りません。
APN設定が不要な場合もある
楽天モバイルで購入した製品など、楽天回線対応製品では、初期設定時にAPN設定が不要な場合があります。
また、他社で購入した端末でも、楽天モバイルの対応状況を確認して「APN自動設定」に対応している場合は、手動でAPNを入力する必要はありません。
そのため、最初から手動設定するのではなく、
端末の対応状況を確認 → APN自動設定に対応しているか確認 → 必要な場合だけ手動設定
という順番で確認すると分かりやすいでしょう。

まとめ
楽天モバイルのAPN設定では、基本的に以下の情報を使用します。
- APN:
rakuten.jp - MCC:
440 - MNC:
11 - APNタイプ:
default,supl - APNプロトコル:
IPv4/IPv6 - APNローミングプロトコル:
IPv4/IPv6 - PDPタイプ:
IPv4/IPv6
テザリングが利用できない場合は、APNタイプに dun を追加して default,supl,dun と入力します。
ただし、楽天回線対応製品ではAPNが自動設定される場合があるため、すべての端末で手動設定が必要なわけではありません。
APNを設定しても通信できない場合は、SIMの有効状態、データ通信に使用する回線、回線開通状況、端末の対応状況、電波状況、障害情報なども順番に確認しましょう。



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