2026年5月15日をもって、長年使われてきたAmazonアソシエイトの「PA-API v5」が廃止され、新規格の「Creators API」へと完全に切り替わります。
「自分のブログの商品リンクが表示されなくなるのでは?」と不安な方へ向けて、移行の全体像と具体的な手順、そして初心者でもハマりやすい注意点を分かりやすく解説します。
1. 2026年5月に何が起きるのか?
AmazonはAPIのセキュリティ強化と、インフルエンサー活動への最適化を目的にシステムを刷新しました。
- 旧規格(PA-API v5): 2026年5月15日でサービス終了。
- 新規格(Creators API): 今後の標準。認証方式が従来のAWSベースから、より安全なOAuth 2.0ベースに変更されました。
期限を過ぎると、PA-APIを利用した商品検索や価格の自動更新ができなくなり、リンクエラーや情報の不一致が発生する原因となります。
2. 旧APIとCreators APIの主な違い

大きな変更点は「認証キー」の種類と、データの「書き方(パラメータ)」です。
| 項目 | 旧:PA-API v5 | 新:Creators API |
| 認証方式 | AWS Signature v4 | OAuth 2.0 (LwA) |
| 必要な鍵 | Access Key / Secret Key | 認証情報ID / シークレット |
| パラメータ | 大文字開始 (Keywords) | 小文字開始 (keywords) |
| 主な機能 | 商品検索・取得 | Creator Shop連携などの新機能追加 |
3. 具体的な移行手順:3つのステップ
ステップ1:新APIの利用登録とキーの発行
まず、アソシエイト・セントラルで新しい「鍵」を手に入れます。
- アソシエイト・セントラルへログイン。
- メニューの「ツール」→「Creators API」をクリック。
- 「Create Application」でアプリ名(例:myblog-api)を入力。
- 「Create Credential」をクリックし、表示されたCredential IDとSecretを保存。
- 重要: Secretは一度しか表示されません。必ずCSVをダウンロードするか、メモを取ってください。
ステップ2:プラグイン・システムの更新
WordPressで「Rinker」「Cocoon」などのプラグインを使っている場合、開発者が提供する最新版へのアップデートが必須です。
- 設定画面のAmazon連携項目に、ステップ1で取得した「Credential ID」と「Secret」を入力し直します。
- 「APIバージョン」の選択肢があれば、今回発行された
3.3を指定してください。
ステップ3:動作確認と48時間の待機
新しいキーを設定した直後は、Amazon側での有効化に時間がかかります。
- 設定直後に「対象外(Not Eligible)」というエラーが出ても、最大48時間は待ってみてください。
- 2日経っても動かない場合は、過去30日間の売上実績(適格販売)が不足している可能性があります。
4. 移行時の注意点と運用ルール
- 売上実績の維持: Creators APIを使い続けるには、過去30日間にAmazonアソシエイトでの売上実績が必要です。売上がない期間が続くと、一時的にAPIのアクセス権が停止される場合があります。
- キャッシュの制限: 価格情報の表示には「1時間以内に更新されたもの」という規約があります。プラグイン側で自動処理されていることがほとんどですが、自作の方は再確認が必要です。
- 情報の秘匿: 新しい「シークレット」はパスワードと同じくらい重要です。絶対に他人に教えたり、公開設定のソースコードに書き込んだりしないようにしましょう。
5. まとめ
2026年5月の廃止期限は、思っているよりも早くやってきます。特に「シークレット」の再発行は手間がかかるため、早めに設定を済ませ、新しい環境に慣れておくのが得策です。
まずはアソシエイト・セントラルにログインし、自分のアカウントで「Creators API」が利用可能かチェックすることから始めてみましょう。
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