暗号資産(仮想通貨)系のブログやWebサイトを収益化する方法の一つとして、A-ADS(旧Anonymous Ads)があります。
一般的な広告サービスとは異なり、暗号資産・Web3関連サイトとの相性を重視した広告ネットワークで、広告ユニットを作成してWebサイトにコードを設置することで利用できます。
この記事では、A-ADSを利用したい方向けに、事前準備からアカウント登録、広告ユニットの作成、WordPressへの広告設置、出金設定までの基本的な流れを解説します。
A-ADSを始める前に知っておきたいこと
A-ADSは、暗号資産やWeb3関連のサイトで利用を検討しやすい広告ネットワークです。 広告を掲載するには、A-ADSで広告ユニットを作成し、発行された広告コードをWebサイトへ設置します。
一般的な広告サービスと比べて導入のハードルが低いことが特徴ですが、広告を設置すれば必ず収益が発生するわけではありません。
アクセス数や訪問者の地域、広告需要、広告の種類などによって収益は変動します。 そのため、A-ADSは「広告を貼ればすぐに稼げるサービス」というより、暗号資産・Web3系サイトの収益化手段の一つとして考えるのがよいでしょう。
A-ADSを始める前に必要な4つのもの
スムーズに広告掲載をスタートするために、あらかじめ以下の4点を用意しておきましょう。
- 独自ドメインで開設されたWebサイト(WordPressなど)
- Webサイトの管理者権限(広告コードを貼るため)
- 登録用のメールアドレス
- 暗号資産(Bitcoin)の受取用アドレスまたはLightning Network対応ウォレット
【重要】参加規約におけるドメインの注意点
A-ADSの条件として「無料ドメインや無料サブドメイン(Wix、Blogspotなど)で運営されているサイトは対象外」「ドメイン登録から一定期間(3か月以上等)が経過していること」などが挙げられます。
無料ブログではなく、独自ドメインを取得して一定期間運用しているサイトを用意しましょう。詳細はA-ADS公式ヘルプ(Website Eligibility Requirements)の最新要件をご確認ください。
Step 1:A-ADSに登録する
準備が整ったら、A-ADSの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。
A-ADSでは、広告掲載に必要なアカウントを作成して利用できます。 登録画面では、表示される案内に従って必要な情報を入力してください。 アカウントを作成しておくと、広告ユニットや収益状況などを管理しやすくなります。
※A-ADSではアカウントを作成せずに広告ユニットを発行できる仕組みが用意されている場合もありますが、継続的な収益管理や広告の運用面を考えると、アカウントを登録して利用するのがおすすめです。
Step 2:広告ユニットを作成する
アカウントへログインしたら、広告掲載に使用する「Ad Unit(広告ユニット)」を作成します。 ダッシュボードから、広告ユニットの作成に進みます。
画面上の「Earn」や広告ユニット作成に関連するメニューから設定画面を開きましょう。
Site URLを入力する
広告を掲載するWebサイトのURLを入力します。
実際に広告を設置するサイトのURLを登録してください。 複数のWebサイトを運営している場合は、サイトごとに広告ユニットを分けて管理すると、収益状況を確認しやすくなります。
広告サイズを選択する
広告ユニットでは、設置場所に合わせて広告サイズを選択します。
利用できるサイズはA-ADS側の現在の設定画面を確認してください。
定番の「300×250」などの固定サイズのほか、画面幅に合わせて自動調整されるレスポンシブ対応の広告サイズが用意されている場合は、設置場所に合わせて選択するとよいでしょう。
自分のWebサイトのレイアウトに無理なく収まるサイズを選ぶことが大切です。
表示したくない広告カテゴリーを設定する
広告ユニットによっては、表示したくない広告カテゴリーを指定できます。
サイトのテーマや読者層に合わせて、必要なカテゴリーを設定してください。
特に「Investments(投資・金融関連)」などは、暗号資産・Web3系サイトとの関連性が高いカテゴリーです。サイト全体のテーマや安全性のポリシーを考慮しながら、表示の可否を設定しましょう。
Step 3:広告コードを取得する
広告ユニットの設定が完了したら、A-ADSから発行される広告コードを取得します。 表示されたHTMLコードをコピーしてください。
このコードをWebサイトの広告を表示したい場所へ貼り付けます。
ここでコピーしたコードは、広告ユニットごとに異なる場合があるため、別の広告ユニットのコードと混同しないよう注意しましょう。
Step 4:WordPressにA-ADSの広告を設置する
WordPressを利用している場合は、広告コードを「カスタムHTML」などのHTMLを入力できる場所へ貼り付けます。
基本的な流れは以下のとおりです。
- WordPressの管理画面へログイン
- 広告を表示したいページを開く
- 「カスタムHTML」ブロックなどを追加
- A-ADSからコピーした広告コードを貼り付ける
- ページを保存・更新
- 実際のページで広告が表示されるか確認
テーマやWordPressの構成によって、設置方法は異なります。
サイドバーなどに表示したい場合は、WordPressテーマ側のウィジェット・ブロック機能などを利用できます。
A-ADSの広告はどこに設置すればいい?
広告を設置する場所によって、広告の視認性やページ全体の使いやすさが変わります。 候補としては、次のような場所があります。
- 記事タイトル周辺(ファーストビュー)
- 目次の前後
- 記事本文の途中
- 記事本文の下
- サイドバー
- フッター付近
ただし、広告を増やせば増やすほど収益が増えるとは限りません。
広告が多すぎると、読者にとって記事が読みにくくなったり、サイトの印象が悪くなったりする可能性があります。
まずは少数の広告ユニットを設置し、アクセス数や収益の変化を確認しながら調整するのがおすすめです。
Step 5:A-ADSの収益を確認する
広告を設置したら、A-ADSの管理画面から広告ユニットの表示状況や収益を確認します。
ここで重要なのは、広告を設置した直後から大きな収益が発生するとは限らないことです。
アクセス数が少ないサイトでは、広告表示回数も少なくなります。
また、訪問者の国・地域や広告需要などによって収益性が変わる可能性があります。
そのため、サイトを開設したばかりの場合は、広告設定だけに注力するのではなく、
- 検索流入を増やす
- 記事数を増やす
- 読者が検索するキーワードを狙う
- 暗号資産・Web3関連の専門性を高める
- 再訪問してもらえるコンテンツを作る
といった、Webサイトそのもののアクセスを増やす施策も重要です。
※設置しても収益が発生しないとお悩みの方へ
A-ADSを設置したもののダッシュボードに「Low income」と表示され、思ったように収益が増えない場合は、広告単価やアクセス数、訪問者の地域、設定上の問題などを確認する必要があります。具体的な原因と対策については、「A-ADSで稼げない?「Low income」の原因と収益を改善する5つの方法」の記事で詳しく解説しています。
Step 6:出金先を設定する
A-ADSで収益が発生したら、受け取るための出金先を設定します。 A-ADSでは暗号資産による受け取りに対応していますが、利用できる出金方法や最低出金額、手数料などは変更される可能性があるため、実際のダッシュボードに表示される最新情報を確認してください。
出金設定では、利用する受取方法に応じて必要なアドレスなどを登録します。
Bitcoinアドレスを利用する場合
通常のBitcoinネットワークで受け取る場合は、指定されたBitcoinアドレスを入力します。
入力するアドレスを間違えると資産を正しく受け取れない可能性があるため、コピー&ペースト後に先頭と末尾の文字列などを確認することをおすすめします。
Lightning Networkを利用する場合
Lightning Networkに対応した「To Lightning Network」が用意されている場合は、通常のBitcoin出金とは異なり、少額の成果を受け取りやすい点がメリットです。
一般的にLightning Networkは少額決済や手数料の抑制に適した技術ですが、A-ADS側の最低出金額や手数料などの条件は変更される可能性があるため、出金時に表示される最新条件を確認してください。
出金先を設定するときの注意点
暗号資産の送金では、ネットワークの種類を間違えないことが非常に重要です。
例えば、Bitcoinを受け取るつもりで異なるネットワークのアドレスを使用すると、資産を正常に受け取れない可能性があります。
出金前には、
- 受取通貨
- ネットワーク
- 受取アドレス
- 最低出金額
- 出金手数料
などを確認しましょう。
また、A-ADSではセキュリティ保護のため、出金アドレスを変更・保存するとセキュリティ上の理由から一定期間出金機能がロック(停止)される制限が設けられています。
設定変更直後は慌てず解除を待ち、現在の正確なロック時間や制限事項についてはA-ADSの管理画面や公式ヘルプの表示を確認してください。
A-ADSで稼ぐために重要なのは「広告設置」だけではない
A-ADSを導入すると、比較的簡単に広告を掲載できます。
しかし、収益を増やすために最も重要なのは、広告コードを貼ることではなく、広告を見てもらえる訪問者を増やすことです。
例えば、1日数十PVしかないサイトと、1日数千PVあるサイトでは、広告の表示回数そのものが大きく異なります。
そのため、
- A-ADSの設定
- 広告を設置
- アクセスを増やす
- 表示回数・収益を確認
- 広告位置を改善
という流れで運営するとよいでしょう。
特に暗号資産・Web3系のサイトでは、広告収益だけに依存せず、アフィリエイトや紹介プログラム(リファラル機能)など、複数の収益源を組み合わせる方法も検討できます。
A-ADSを始める際によくある注意点
- 広告を貼れば必ず稼げるわけではない
A-ADSを導入しただけで収益が大きくなるわけではありません。アクセス数や広告需要などによって収益は変動します。 - 広告を貼りすぎない
広告を増やしすぎると、記事が読みにくくなる可能性があります。読者の利便性を優先しながら設置場所を決めましょう。 - 暗号資産の送金先を間違えない
出金時はアドレスだけでなく、ネットワークの種類なども確認してください。暗号資産の送金は、誤送信すると取り戻せない可能性があります。 - 収益が少なくてもすぐに判断しない
サイトを開設したばかりの場合、アクセス数そのものが少ないため、広告収益も少なくなりやすいです。まずは記事を増やし、検索流入を増やすことを優先しましょう。
まとめ
A-ADSを始める基本的な流れは、
- 必要事項(独自ドメインやウォレット)の準備
- A-ADSに登録
- 広告ユニットを作成
- サイトURLや広告サイズなどを設定
- 広告コードを取得
- WordPressなどにコードを設置
- 収益状況を確認
- 必要に応じて出金先を設定
という流れです。
初めてA-ADSを利用するなら、まずは1つの広告ユニットを作成し、WordPressの記事下などに設置して、アクセス数と収益の変化を確認するところから始めるとよいでしょう。最初から広告を大量に設置するのではなく、サイトへのアクセスを増やしながら広告の配置を調整していくことがポイントです。
A-ADSは暗号資産・Web3関連サイトの収益化手段として検討できますが、広告を設置するだけで大きな収益が発生するわけではありません。
特にサイト開設直後はアクセス数が少ないため、まずは検索流入を増やし、読者にとって価値のある記事を継続的に作ることが重要です。
また、A-ADSの管理画面や出金条件は変更される可能性があります。
登録・広告設置・出金を行う際は、この記事の情報だけで判断せず、A-ADSの現在の管理画面に表示される最新の条件を確認してから設定するようにしましょう。
※A-ADSの広告仕様・出金条件・管理画面の表示などは変更される場合があります。記事内の情報は2026年8月時点の公開情報をもとにしています。



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